みなさんこんにちは。大和鋼管工業株式会社の企画担当の田中です。
私たちの現材料となる鉄の鋼板は鉄鉱石から作られており、その製造工程で発生する二酸化炭素の削減が鉄鋼業界の課題となっています。
その為に鉄鉱石から鉄鋼製品を生み出す高炉は"鉄の減産"や"ゼロカーボン・スチール"への挑戦等、様々な地球環境保護の取組みを行なっています。
つまり私たち鉄鋼業界は自社の利益拡大だけでなく、これからは業界全体で地球環境保護の為の持続可能な取組みが求められています。
私たちはこれまで四半世紀にわたって"こんなところから、エコ!"、"エコなパイプで栃木から世界へ!"を合言葉に、常に先々を見据え、環境にも人にもやさしい製品を創り出してきました。
今回は私たちの環境にも人にもやさしい製品や取組みをご紹介します。もし地球環境保護の社会的な役割を企業選考の基準に置いている職場を探している方がいらっしゃれば、他社の企業選考の参考にもなると思いますので、確認してみてください。
スーパーライト700の販売
大和鋼管は1996年におそらく世界で初めて軽量単管パイプスーパーライト700()の販売を開始しました。
スーパーライト700は従来2.4mmだった単管パイプ(STK500)の肉厚を日本製鉄との共同開発で1.8mmにする事で、同等の性能を保ちながら軽量化を実現したハイテン鋼管です。
この軽量化はパイプ運搬時のガソリン使用量/輸送トラックの台数削減に繋がる為、"運輸"分野での二酸化炭素排出量削減に繋がります。つまりハイテン鋼管という高機能鋼材を供給し普及させることが、地球環境の保全に関わっている訳です。
自社製造する全製品からクロムを撤廃
2005年にはパイプの表面にコーティングを施し白サビ等からまもるトップコートを自社で製造する全製品でノンクロム化しました。
六価のクロムという化合物はとても防錆効果が高い物質なのですが、きわめて毒性が高く、土壌汚染や健康被害を起こすことでその使用や扱いが問題視されています。
それまでに私たちが使用していたコーティングにも、白サビ発生防止の為に少量のクロムが含まれていましたが、お客様の安全・安心・健康、地球環境への配慮から全製品をノンクロム化することに踏切り現在も継続しています。
内面塗料を"ミズエコ"に切替え
今年2021年10月には、私たちの主力製品であるポストジンク製品の内面を全て水性亜鉛無機コーティング "ミズエコ"に切り替える事を決定しました。
水性亜鉛無機コーティング"ミズエコ"は、外観が美しくさびに強いだけでなく、通常塗料と呼ばれるのに必須な成分である有機樹脂が入っていない内面用塗料に替わる”水系処理剤”です。
"ミズエコ"は製造工程で大気汚染の一因となる揮発性有機化合物VOCをほとんど発生させない為、製造者や利用者のみならず地球にもやさしいポストジンク製品が実現します。
ミズエコに関してもっと詳しく知りたい方は以下の大和鋼管のコーポレートブログを確認してみてください。
大和鋼管ブログ:ポストジンクの内面は”ミズエコ”になりました!!で、”ミズエコ”って何?(・・?
まとめ
今回は私たちの製造・販売している環境にも人にもやさしい製品の特性とその製品を開発し販売してきた背景をご紹介させて頂きました。
ここ数年、世界的にも持続可能な開発目標”SDGs”に関連した動きがとても活発になってきましたが、私たちの製品や取組もSDGsにおける17の目標それぞれに直接的・間接的に貢献して行ける様に創意工夫を重ねたいと考えています。
私たちと一緒に持続可能な開発目標”SDGs”に貢献する取組みに興味のある方が居ましたら、火曜日/木曜日に新卒者向けのWEB会社説明会も開催していますのでお気軽にご参加ください。
既にリクナビに登録している方は以下のリンクより申込を宜しくお願いします。ありがとうございました。
- タグ:
- 話題/トピックス